よいおっさんへの道

第1回 よいおっさん 旅のスケッチ展

最近 excite.blog に月々家賃を支払いはじめました
よって 画像は無制限です
ですから ここのところ 画像を大きくしてみたり イジってみたり…
まだ 定まっておりませんが 試行錯誤してます ちょっとずつ
はやく 統一感のある blog にしたいのですが このあたりが センスの問題ですねorz

また…
最近 スケッチブックの整理を 少しずつやってます
一冊ずつ 大変な想いがこめられているので つい見入って 全く片付けになってないことがほとんどなのですがね
でも 所詮はなぐり描きなので
ちょっとずつ 整理して 減らして いこうと思ってます
そのかわりに デジタルデータにしてみようとも…

その手始めとして 

第1回 よいおっさん 旅のスケッチ展
を 開催いたします

以下は 1992年5月3日~7日の信州伊那地方(南信)での絵描き旅行の余興のスケッチです

あくまでもメインは油絵ではありましたが…

早朝起き出して 朝めしまでに1~2枚
日中は 油絵を描いて 夕方にまた1~2枚
悪天候で 山が見えないときは スケッチドライブ

そういったパターンの写生旅行を 何年か続けてました

GW 32歳 子ども4歳を MIEさんに押しつけ 有り金わしづかみにして車で飛び出してた頃

おぞましくも 懐かしい 作品です

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5月3日の深夜に岡山を出て 当時は山陽自動車道がなかったので 姫路から播但道で中国自動車道へ
名神高速を通過 京都天王山を渋滞前に通過する
小牧JCより中央自動車道へ
中津川 恵那山トンネルあたりから 山国らしくなる
山岳高速道路

松川あたりから 右に南アルプス 左に中央アルプス
一番好きな高速道路



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伊那ICで一般道に降りて 高遠をめざす
当時の定宿があった

5月4日 早朝 到着
信州の町や通りは 清々しく清潔感がある
さっそく 一枚描く
朝日が 家々の長い影を道におとす



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5月4日 高遠から仙丈岳を望む
日中は油絵を2枚描いて これは もう夕暮れ時
結構つかれている絵だ



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5月5日子どもの日 早朝 宿の庭から全光の中央アルプス
日本のアルプスは基本的に南北を走っているので…
中央アルプスは昼過ぎると逆光になる
南アルプスは午前中は逆光である

そのあたりを考えて描かねば 途中で 風景が豹変したりする



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絵を描き終えて 宿に戻り散歩
今日は子どもの日
父一人 絵描き旅行 すまぬ

「5月5日 信州高遠にて 仙丈岳
息子よ
強くて やさしい人間になることを祈る 子どもの日」
と書き込んだ



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田山花袋は 高遠をこううたう
「高遠は 山すそのまち 古きまち 行きかふ子らの 美しきまち」
このあたりの こいのぼりは 豪華なのぼりとフルセットの鯉が 豪快に空を泳ぐ
子ども達は 絵を描く私に 最上の笑顔と挨拶を忘れない



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5月6日
向こうにけむるのが 駒ヶ根の街
中央高速もそこをとおる
天竜川に削られた 河岸段丘が伊那谷だ



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目覚めてスケッチブックを持ち散歩する
宿から5分程度のところ
このあたりは GWといえども まだまだ 相当に寒い
全国に名をはせる 高遠城跡の小彼岸桜も散ったばかりだ



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吉瀬という集落で 一日絵を描いた
昼食は あんパンと牛乳
パンは賞味期限をはるかに切れていたが 美味しかった
午後3時以降は 中央アルプスの向こうに太陽がいってしまうので
夕暮れともなると 雪をいただいた山々は ウルトラマリンに染まる
これから 宿に帰る事とする



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5月7日
伊那谷をたって 岡山に帰る日
この雪山の一番右の山の雪解けで現れた岩影が 何かの形になったら 田植えを始めるらしい



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手前のアスファルトの道を広くとったらおもしろくない
田に水が入り始めた
ここらあたりの土蔵は 建物部分と 屋根との間に すき間がある
当初は とってもおもしろく思ったものだが 気をつけて見ると 全国いろいろなところで見られるものだと思った が 岡山では見ない



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帰る日の早朝
風もなく 水を張り 田植えを待つばかりの水田は 鏡のようだ
地面がなくなり 当たり一面が山と空になり クラクラする
それほどまでに 美しい

信州 伊那谷

北アルプスになると もう少し厳しさが出てくるが ここは 実にのんびりしている
桃の花も 梨の花も 林檎の花も 全て一緒に咲き乱れる

信州に帰りたい

by win-twins | 2008-06-24 19:22 | ギャラリー win